“わごむ” について
「わごむSHOP」ホームページオープンにあたり
平成4年7月、浜松市発達医療総合福祉センターが開設され、今年度で27年目を迎えています。
その間、障害者自立支援法の成立、改正を経て、利用者や市民ニーズの変化に対応し、施設のあり方も変化してまいりました。
施設利用者が作った物を授産製品といいますが、当センターの「生活介護・就労継続支援施設「かがやき」、就労継続施設「はばたき」、障害者生活介護施設「ふれんず」はそれぞれのやり方で、社会生活への参加、生きがいを高める日中活動のひとつとして、製品づくりや販売が位置づけられておりました。
時代の流れと共に、消費者に求められるような商品の開発や質の高い商品への追及が課題となり、平成28年度に「わごむ」という1つのブランドの立ち上げに至りました。
「わごむ」というネーミングには、色々な願いが込められています。
“わごむ”はまるくなったり、横に長くのびたりいろいろな形に変化します。
物をまとまめたり、包みを閉じたり、びよーんと飛ばしたり・・・。
つなげればどんどん長くなり、たくさん集まって束ねればとても強い力となります。
そんな“わごむ“一つ一つを〝人”ひとりひとりに重ねあわせ、
他とつながったり、皆でまとまったり、社会へ飛び出したり、強く生きていく・・・
そんな思いを〝わごむ“にのせてみました。
開設当初より当センターの展示ロビーにゴムの木があります。
ゴムの木は静かに佇んでいるだけですが、少しずつ変わっていくセンターの様子を見守ってきたと思います。これまでのセンターの歴史を受け止め、今後につなげていくことを願い、「わごむ」が皆様との懸け橋になれればいいと考えています。
商品の制作者は、様々なハンディキャップを持ちながらも、地域生活を営んでおります。
一方個性豊かな卓越した表現力を持っています。その個性が生きるような商品作りも私たちの使命の一つであると思います。
商品を通じて私達の思いを発信し、受け止めていただける皆様と『ともにあゆむ』施設であり続けたいと考えています。令和の代となり、「わごむSHOP」 を広く知っていただきそして商品をお手に取っていただけますよう宜しくお願いいたします。
令和元年12月吉日
福祉センター所長 川合由美